部門紹介
「待ち」だけでは生き残れない
営業第一部(蔬菜)

第一営業部は蔬菜(野菜)を扱っています。6人のスタッフがそれぞれ品目ごとの担当を持っています。
浅三は果実を得意とする仲卸で、以前は蔬菜の扱いは全体の3割ほどでした。近年、蔬菜にも力を入れ、最近ではほぼ半々くらいの割合になっています。果実の売上げが落ちているわけではなく、蔬菜が伸びた分だけ全体売上を伸ばすことができました。
従来の仲卸は市場内で「待ち」のスタイルで商売しておりましたが、今の時代はそれだけでは生き残れません。単に野菜の知識にとどまらず、売り方、売り場の作り方、あるいは他の商材との組み合わせ等の提案を積極的に行うことができるように取り組んでいかねばなりません。その為、定期的に社内で勉強会を行っています。
大手量販店のバイヤーさんは、多くの情報をお持ちですので、我々もそれに負けないだけの知識を持たなければなりません。常にアンテナを高く保ち、より良いご提案ができるよう努力しております。
弊社の強みをお客様のメリットに
営業第二部(果実)

お陰さまで仙台中央卸売市場内の果実扱い高ではトップシェアをいただいており、「浅三といえば果実」というイメージを裏切らないよう、常に研さんに励んでいます。
弊社の最大のウリはスケールメリットです。例えば「みかん[秀]を5000ケース」と大量のご注文を頂いた場合、「秀」だけでなく「優・良」を含めて産地からの入荷をまるごと引き受け、産地との協力体制を取っています。その為にも、余分に仕入れた分をさばけるだけの販売力を持ち、小売店様のさまざまなオーダーにお応えできる体制をとっています。
近年は異常気象が続いていますが、果実は産地が限られているため気候の影響を受けやすい農産物です。市場への入荷を待つばかりではなく、他市場や産地から調達するなど、安定供給への体制づくりを行っています。
営業第二部では若手を中心に11名のスタッフがおり、品目ごとに担当を持っています。担当者間で連携しあい、効率的な業務体制で臨んでおります。
高度なオペレーションが必要な「同時売り」
営業開発部(量販店様対応・物流)

営業開発部の仕事をひとことで言うと、産地と売り先の「開拓」です。バイヤーさんと産地の視察に行ったり、顧客の要望に応じて、産地を開拓したりということをしています。
仲卸は単に商品を売買するだけでなく、「小売店と産地の橋渡し」が重要な役割です。例えば「みかん」なら以前は箱売りが基本でしたが、スーパーさんの要望を伝えて10~15個程度のネット売りで産地から提供していただいたり、さらには、味の良いものを少量パックで品揃えし、消費者の方がまた買いたくなるような商品をスーパー・産地双方に提案するなど、両者のコミュニケーションをお手伝いしています。
仙台の他の仲卸ではなかなかできない事に「同時売り」があります。産地からの出荷は、通常は一度市場に入荷してから各スーパーさんへ配送されます。これをスーパーさんへ直接配送することで市場への入荷と同時に店頭に並べることができる、これが「同時売り」です。
仕組みは簡単ですが、収穫時間の調整や生産量、配送方法の調整も必要ですし、事前の物量や価格の調整など、高度なオペレーションが求められます。仲卸だけでなく、産地とスーパーさんとの綿密な連携を行うことで実現しています。
当社の取引先は量販店様の比率が高いので、物量および価格のプレッシャーが非常に大きいです。しかし逆にこれが社員各人の勉強へのはげみとなっており、いろいろな情報を人一倍集めているという自負につながっています。